東洋大のドラフト1位候補で、159キロ右腕の甲斐野央投手(4年=東洋大姫路)が空振り三振で締めて胴上げ投手になった。亜大・菊地から137キロのフォークで空振りを取ると、バックスクリーンを向いてガッツポーズした。「3連覇できてうれしい。最後は空振りを取りたいなと思って投げた」と笑顔を見せた。

 甲斐野と上茶谷とともに「ドラ1トリオ」の梅津晃大投手(4年=仙台育英)は、打撲の影響が長引き開幕カード以来登板できなかった。甲斐野は「今日も自分が崩れれば梅津が投げる予定だった。悔しかったと思うし、全国では梅津が投げてくれると思う。僕らはいいライバルなので」と全国で3投手のすごさを見せつけることを誓った。