西武が打ち勝ち、カード勝ち越しを決めた。

 0-1で迎えた2回、広島薮田に対し、打者14人で8安打10得点の猛攻を見せた。先頭栗山が右前打で出塁。無死満塁となってから、金子侑が左前に逆転の2点適時打を放った。敵失で3点目を加え、秋山が8号3ラン。さらに、山川の適時打、外崎の2点適時二塁打、森の犠飛とつながった。

 栗山巧外野手は、打者1巡してから回ってきた、この回2度目の打席では敵失で出塁した。いずれも生還し「あまり記憶にない」という1イニング2得点を記録した。「ノーアウトで2回、打席に立ったのは、恐らく初めて」だった。

 10者連続得点は、08年7月22日楽天戦の2回の攻撃に並ぶ球団タイ記録だった。10年前は、長谷部に対し、1死から中村が四球で出塁。打者1巡してから中村が本塁打を放ち、10者連続得点となった。ちなみに栗山は、その試合も2番左翼で出場。得点を挙げている。