中日森繁和監督(63)は大敗にもさばさばした様子だった。先発の柳裕也投手が2回途中6失点と大荒れ。この時点で試合の大勢は決しており「1点差でも10点差でも負けは負け。引きずるような負け方じゃないから。打たれた投手以外は」と切り替えを図った。

 4月のヤクルト戦でプロ初完封するなど成長のあとを見せる昨年のドラフト1位の柳だが、すでに5敗(2勝)。試合ごとの調子が極端で、この2試合は6失点と崩れている。今季初のローテ落ち危機に陥り「これが僕の実力」とつぶやくしかなかった。