ロッテが巨人菅野に9回6安打に抑えられ、今季5度目の0封負けを喫した。

 先発した涌井秀章投手は7回9安打5失点で5敗目。本拠地巨人戦は12年から8連勝中だったが、その連勝も止まった。

 収穫は3年目左腕の成田翔投手が8回に今季初登板し、1イニングを3人でピシャリと抑えたこと。左の中継ぎが松永に頼りきりな現状から、2軍で2週間前に中継ぎ調整を開始。球は上ずったものの、ストレート中心に押し切った。

 成田は「リリーフカーに乗った時に少し緊張しました。(今季)最初は先発としてやってましたけど、貢献できるんだったらどっちでも。任されたポジションで頑張りたいと思います」と振り返った。

 同じ高卒3年目の平沢大河内野手も途中出場で菅野から安打を放ち、井口監督は「若手選手がこういう時にしっかりやってくれた。(与える)チャンスを増やしていきたい」と評価した。