オリックス西勇輝投手(27)が、DeNA東(あずま)克樹投手(22)との「東西対決」を8回2失点で制し、4勝目を挙げた。打線が東を6回途中7失点(自責6)でKOした。

 ロペスらに続き、主砲筒香までも欠いたDeNA打線をきっちり封じた。4回無死一、二塁も宮崎、佐野、中川大と抑えた。終盤7、8回に1点ずつ奪われたが、すでに大勢が決したあとだった。

 今季最多の12三振を奪ったが「三振をとる投手ではない。その分、球数が増えてしまった。フライやゴロを打たせた方がリズムがいいと思う。初回に4点もらったら、完投するのが普通なので」と123球を要して8回で降板したことに不満も示した。

 福良監督は「開幕を任せた投手。本来の投球ではないかもしれないが、しっかり投げてくれた」と称賛。西はお立ち台で「次は完投を目指します。チームでまだ完投できていないので、自分が引っ張っていけたら」と宣言した。