西武菊池が2年ぶりに楽天に敗れた。5回10安打で今季ワースト6失点。今季初黒星で、16年5月25日から続いていた対楽天の連勝は13で止まった。「個人の連勝は正直、全く興味がない。とにかくチームに勝ちを持っていけなかったことが全て」と唇をかんだ。

 敗因はスライダーと分析した。ブルペンから曲がりが大きく、「投げた瞬間に見極められる」と感じた。打者が立てば修正できると信じたが、そうはならなかった。代わりのカーブも制御できず、カウントを整えられなかった。初回に足も絡められ先制を許すと、4回は5者連続安打を許しさらに5失点。好投の塩見相手に致命的だった。

 1週間後は敵地・仙台で楽天と当たる。球宴明け最初の登板も楽天戦が濃厚だ。「同じ相手に2週連続でやられるわけにはいかない」と悔しさを押し殺し、前を向いた。