巨人ヤングマンに竜のオールドマンが痛めつけられた。まずは先発陣最年長の山井。巨人打線を6回まで1失点と耐えた。

 しかし、終盤に2失点。8回3失点で今季2敗目を喫した。「点が取れない時はゼロで抑えないといけなかった。(7回は)初球で走られたところを抑えられれば、もっと策はあった。それが2点目、3点目につながってしまった。(マギーの適時打が)唯一の失投です」と、40歳のベテランは話した。

 打線も沈黙。連敗の中で、得点圏に走者を置けたのは、たったの2度。前日から13イニング無得点が続く。「(ヤングマンに)完璧に抑えられた。投手が頑張っているときに点が取れない。こういうちぐはぐが出ると勝てない。いっぱいお客さんに入ってもらったのに、申し訳ない」。12球団最年長指揮官の森監督もどっと老け込んだように見えた。借金は今季最多の9に膨らんでしまった。