今季初先発したヤクルト寺島成輝投手は、2回6失点で降板した。

 立ち上がりは上々だった。1回は、わずか10球で3者凡退とした。

 しかし2回に崩れた。阪神俊介に126キロのスライダーを左翼席に運ばれると、続く原口には141キロ直球を右前へはじき返された。走者を背負うとセットポジションでの制球に苦しみ、相手先発の小野に四球を与えるなど、計4四球。「入りは良かったけど…。投手への四球がすべてです」と悔しさをにじませた。

 小川淳司監督は「失点に関しては、起用した僕の責任。四球4つではあの展開になるということを、身をもって感じてもらわないといけない」と話した。