中日松坂が、6日からのヤクルト3連戦(ナゴヤドーム)で復帰登板することになった。2日、ナゴヤ球場で投手の指名練習が行われ、松坂も参加。「投げる準備はしています。昨日は立ち投げでブルペンに入った。強く投げたけど、いつもと違う反動もなかった」と、順調に回復していることを明かした。

 6月17日の古巣西武戦(メットライフドーム)で先発登板直前に背中を捻挫。マウンドに上がることなく出場選手登録を抹消された。慎重に調整を進めてきたが、永田トレーナーも「体を使って投げていた。(故障前の状態に)戻っている」と登板にGOサイン。今日3日からの阪神3連戦(甲子園)は同行せず、名古屋に残留してヤクルト戦に準備する。

 12年ぶりの球宴をファン投票選出で決めた後、御礼登板を果たせていなかった松坂は「どんどん投げたいですが、中途半端な形で戻らないようにしたい。試合で投げられる状態ができてからオールスターに行きたい」と復帰登板を見据えた。

 チームは借金9の最下位と苦戦が続く。レジェンドの復活登板が球宴だけでなく、チーム浮上へのカギになる。【伊東大介】