右肘関節炎で戦列を離れているソフトバンク今宮健太内野手(26)が、ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)に「2番・遊撃」でスタメン出場した。25日ぶりの実戦復帰を果たし、球宴明けの完全復活へ前進。16日西武戦(ヤフオクドーム)での復帰を見据えて爪を研ぐ。後半戦のカギを握る男、今宮の現状に日刊スポーツが直撃した。【取材・構成=石橋隆雄】

 1打席目は二飛、2打席目は二ゴロだったが、ストライクにはすべてスイング(空振り2、ファウル1)した。

 今宮 振れるか振れないかというところなので。まず試合に出て、その中でバットが振れてよかった。

 遊撃手として3イニング守ったが、ゴロはなく飛球が1つだった。

 今宮 明日(8日)は5イニング出ます。その後も、練習を重ねて、痛みが出なければ。自分としては球宴後から(1軍に)戻れればと考えている。

 右肘の状態は

 今宮 打つ方では痛みは治まっている。痛みがある中での100%に持っていきたい。段階を踏んでよくなっていけば。

 6月13日に出場選手登録を抹消されて約1カ月。福岡・筑後市のファーム施設で、走り込む姿もあった。

 今宮 上にいたらなかなかできない。お尻の周りなど普段は鍛えられない部分を鍛えることもできた。体重は変わっていませんけどね。暑い中、外でしっかり走って、日光を浴びた。これから暑くなるので、役には立つと思う。

 チームは首位に4・5ゲーム差の3位と苦しんでいる。

 今宮 Aクラスで満足するチームではない。優勝しないと満足できない。優勝も届かないところにあるわけではない。

 ファンも不動の遊撃手今宮の復活を待っている。

 今宮 遊撃を守る以上は、すべてのイニング出ないといけない。(右肘の痛みに)あきらめずやっていきたい。まだ、シーズンも半分。取り返すチャンスはまだありますからね。