75年夏の甲子園優勝投手が、神宮の室内練習場で“復活”した。

 投手陣と若手野手陣の練習の最後、ヤクルト小川淳司監督が5年ぶりに打撃投手を務めた。小川監督といえば、習志野(千葉)時代にエースとして全国制覇を達成した“剛腕”。田代相手に約10分間、大きな投球フォームから右腕を振り下ろした。気温37度を超えて蒸し暑い中での登板を終えると「もうちょっといけるな。明日、お尻がパンパンだと思うよ」と言いつつも、笑顔で大粒の汗を拭っていた。

 ちなみに、母校はこの日に4回戦突破を決めた。