巨人吉川尚輝内野手(23)が連続試合安打を17に伸ばした。第1打席から快音を響かせた。

 1回無死一塁からDeNA井納の147キロ直球を左翼線へとはじき返し、先制の適時二塁打打を放つ。「つなぐ意識で打席に入りました。ランナーが走っていたので、打球がいいところに飛んでくれて良かったです」と喜んだ。これで8日の広島戦から17戦連続安打となった。

 勢いは第2打席も続く。2回2死一、二塁から135キロフォークを思い切り引っ張った。ライナー性の打球は右翼スタンド最前列へと飛び込む4号3ラン。

 「ファーストストライクから積極的に打ちにいこうと思っていました。芯でとらえられましたが、打球が低かったので(スタンドに)入るとは思いませんでした」と手応え以上に打球が伸びたと振り返った。