阪神ドラ1が反撃の旗を振る。金本監督が馬場を逆襲ローテの6人目に加える考えを明かした。11日のDeNA戦(横浜)が濃厚。先発の駒不足に陥りつつある状況で「メッセ、才木、小野、秋山、岩貞…。あと1人か。馬場とか、候補やろうな」と、2軍で結果を残す右腕に期待を寄せた。

 馬場は7月31日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)では6回6安打2失点(自責0)。走者を背負いながらも粘り、クイックも修正し「収穫も反省もあったので、次の登板に生かしたい」。矢野2軍監督は「自分の力で投手戦で勝つ、貯金をするというのはまだ」としながらも「今のままでも1軍で勝てるレベルにはある」と評価していた。

 7日の巨人戦(東京ドーム)以降は6連戦が続く。指揮官は逆襲ローテについて「調子がいい選手から投げさせていくしかない。1人は投げ抹消をしながら」と説明。登板日に1軍登録して翌日抹消するスタイルを続けていくことも明かした。馬場は6月21日オリックス戦(甲子園)以来の登板。プロ初勝利も狙い、ムードを変える。【池本泰尚】