巨人池田駿投手(25)が6回から2イニングを無失点の好救援で、プロ2年目で初勝利を挙げた。

 5回4失点の先発菅野の後を継ぎ、同点の場面でマウンドに上がった。6、7回とも1安打ずつを許したが、得点は与えなかった。

 通算45試合目での初白星にヒーローインタビューで「素直にうれしいです。プロで1勝を挙げるのはこんなにも大変かと思いました」とほっとした表情を見せた。上原、マシソン、カミネロ不在の苦しい救援陣を救う好投に「この状況をチャンスだと思ってブルペンで待っていた。今年はふがいない投球が続いていたので、ここから巻き返したいと思います」とさらなる活躍を誓った。

 ウイニングボールは初セーブを挙げたアダメスから譲り受けた。「奥さんのお父さんに送りたい。ジャイアンツファンということもあるのですが、去年から闘病生活が続いているので、勇気や励みになればと思います」と記念球を握りしめながら話した。