ソフトバンク千賀が対日本ハム戦“日本縦断連敗ツアー”を止める! ソフトバンクは今日10日から、直接対決7連敗中の日本ハムとヤフオクドームで3連戦。初戦にはエース千賀を投入する。

 悪夢の始まりは千賀からだった。那覇での6月26日、初回にアルシア、レアードに連続被弾するなどまさかの4失点で沈んだ。そこから鷹の祭典としてホーム戦で行われた東京、敵地の札幌と日本を縦断しての泥沼にはまっている。日本ハム相手に最後に勝ったのは、福岡で武田が完封した5月13日までさかのぼる。それ以来となる地元福岡での対戦に、先陣を切る千賀は「ぼくも負けが付いていますし、何とかいい流れで持って行けるように。チームに勝ちを持ってこられるような投球をしたい」と意欲を見せた。

 日本ハムとのここまでの対戦成績は4勝12敗で、あと1つでも負ければカード負け越しが決定。さらに、敗れると西武の勝敗次第で自力優勝消滅の可能性もあるという窮地だ。「CSうんぬんじゃなく、一番上に立てるように。1試合も落とさないくらいの気持ちでやっていかないといけない」と必勝を期す工藤監督はローテを再編。エース千賀に加え、初登板勝利の左腕大竹、松本裕と若き先発陣を送り込む。「彼らの投球を見ても十分通用する。向こうにとっても初めてだし、ビデオを見るのと実際に対戦するのは違う」と期待を込めた。工藤ソフトバンクが背水の陣で挑む。【山本大地】