阪神小野泰己投手が5回0/3を投げ、7安打5四球3失点の内容も今季7勝目を手にした。

 初回に1死一、二塁からバレンティンに右中間への適時打を許し、1点を先制された。2回から5回まではピンチを背負いながらも、キレのある直球を軸にヤクルト打線を封じ、無失点を継続した。

 打者としてはプロ初打点を記録した。1-1の同点で迎えた4回、1死二、三塁でカラシティーが投じた外角低めの148キロ直球に食らいついた。一塁へゴロを転がした間に、三塁走者の伊藤隼が生還。自らのバットで勝ち越し点を生み、打撃でも勝利に貢献した。

 6回に鳥谷と梅野の連続本塁打で援護を受けた直後、連続四球を与えるなど制球を乱し、無死満塁のピンチを招いたところで途中降板。中継ぎ陣の奮闘もあり、小野の白星につながった。「展開的にも6、7回までいかないといけなかった。7勝目はみなさんのおかげです」と勝利も笑顔は見せず、球場を去った。