中京大が優勝した2006年以来12年ぶりの決勝に進出した。0-0で迎えた5回に1番大塚広樹(4年、中京大中京)の適時打で先制すると、4番村上恭平(3年、中京大中京)の三塁打などで一挙4点を先行した。

先発した松井大河(4年、中京)は、3試合で28得点を挙げていた甲南大打線を8回5安打無失点に抑えて、4-0で完封勝ちした。

準々決勝でも東京6大学春季リーグ優勝の法大を、村松廉太(3年、中京大中京)が8回3安打に抑えて、7-0で完封勝ちしており、今大会3試合で失点はわずか1。2回戦の東洋大戦でも7回1失点と好投している松井は「ロースコアになると思っていたが、仲間がチャンスをものにして、4点も取ってくれたので、その後は気楽に投げられた。明日は決勝戦なので、先制して勝ってきた今までの流れを継続して必ず優勝したい」と意気込んだ。

中京大は66年から69年まで4連覇を達成。86、87年にも連覇を成し遂げている。先制適時打を放った大塚も「中京の勝ち方は、先制邸をもぎ取るパターンです。自分のタイムリーから勝利への流れをつかむことができたのが今日の勝因となりました。この代で準決勝、決勝に進出するのは初めてなので、雰囲気や感じ方が分からないのですが、中京らしい野球をして、明日は必ず優勝します」と強気のコメントだった。