ソフトバンク千賀滉大投手が、首位西武戦で奪三振ショーを演じ、3年連続の2桁10勝目を挙げた。

西武菊池とのエース対決を制した。7回途中で嘉弥真の救援を仰いだものの、6回3分の2を投げ3安打2失点、12三振を奪う力投でチームに7連勝をもたらした。

1点リードで迎えた3回、3番浅村に同点適時打を許したが2死一、三塁から主砲山川を三振に仕留め最少失点でしのだ。浅村、山川、森の主軸に12打数1安打6奪三振。クリーンアップに仕事をさせず、打線のつながりを断ちきった。

「大事な一戦で(チームが)すごい勢いで福岡に帰ってきたので勢いに乗れるようにいきました。(西武は)1つ上のチームで順位も負けている。前回(登板で)僕も負けているので何とかやっつけてやろうとマウンドに立った。(12三振は)拓也さんのリードのおかげ。(フォークを)うまく使ってくれた」と好リードの甲斐に感謝の言葉をおくった。

この日で西武とのゲーム差を7とした。

「大事な後半戦、一戦一戦乗っていけるようにしたい」。地元福岡でエースの決意表明にヤフオクドームのファンも沸いた。