巨人が誇る若き4番、岡本和真内野手(21)が勝負を決めた。

同点の9回2死満塁、中日佐藤の外角スライダーを腰を沈めて捉え、前進守備の中堅手大島の頭上を越える、決勝の走者一掃適時二塁打を運んだ。「なんとか食らいつこうと。崩されたけど、芯で捉えられた」と振り返った。

この日は3安打4打点。ここ10試合で14打点の無類の勝負強さに高橋監督も「勝負強さとか、たいしたもの。ここまでの彼の成長が、あの1打席に出た。何とかここでというところで打ってくれた。頼もしさが日々、増している」と、たたえた。