ロッテは25日、岡田幸文外野手(34)と大隣憲司投手(33)が今季限りで現役を引退すると発表した。両選手は今日26日に引退会見を行う。

左腕の大隣は、在籍わずか1年での引退表明となった。京都学園-近大を経て、06年ドラフト希望枠でソフトバンクに入団。07年6月9日の広島戦で初登板(先発)初勝利を挙げ、13年にはWBC日本代表に選出された。同年、国指定の難病・黄色靱帯(じんたい)骨化症の手術を受けたが14年に復活。7月に同病から1軍で白星を挙げた“1号”となった。

昨オフにソフトバンクから戦力外を通告され、今春キャンプでロッテにテスト入団。しかし1軍では先発1試合のみにとどまった。通算52勝49敗、防御率3・36をマーク。球団を通して「12年間のプロ野球生活、温かいご声援ありがとうございました。順風満帆なプロ野球人生ではありませんでしたが、いろいろな方々に支えられてここまでやってくることができました」と感謝を述べた。