筑波大が13安打6得点で桜美林大に先勝した。

初回、1死一、二塁から中島準矢一塁手(4年=鹿島)の右前適時打と星貴裕遊撃手(4年=桐蔭学園)の右前適時打で2点先制。5-2で迎えた7回には、四球で出た走者を犠打で送り皆神裕平二塁手(4年=常総学院)の左越え適時三塁打で6点目をあげ試合を決めた。

2打点をあげた中島は「甘い球は積極的に振っていくこと。自分のスイングをすることを心がけた結果、うまくつながってよかった」と、振り返った。今春は不調に終わり、チームも4位に。秋に向けチームは「打力向上」を目標に掲げ、打撃練習に力を入れてきた。つながりのある打線を目指し、朝練習ではバント練習も徹底。「夏、チームで振り込んだきたのが自信になっている」と、秋のリーグ戦では、その成果を存分に発揮。チームは目下、勝ち点3で首位を走る。

川村卓監督(48)は「今日は先頭打者が出てつなぐ有利な展開で戦えた。上位打線だけじゃなく、下位打線も打ってくれた。切れ目のない打線になりましたね。春、負けてから自分たちの悪いところに真摯(しんし)に向き合ってきた結果でしょう」と選手たちの成長を評価。優勝へ向け、筑波大はチーム一丸で戦う。