ソフトバンクの助っ人左腕・ミランダが「胴上げ阻止」に仁王立ちだ。12連勝中の西武打線を相手に来日最多となる7回122球を投げ、散発5安打1失点の好投を見せた。「自分の投球に集中できた。マウンドにもしっかり対応できたと思う」。3回に1点を先制されたものの、低めへの制球と両コーナーへの攻めで的を絞らせなかった。

8月にチームに合流し、これで5勝目。助っ人サウスポーの存在がなければチームの最終盤の粘りも難しかった。この日、試合を観戦した後藤オーナー代行は「(ミランダは)来季も期待できると思う」と、早くも来季残留を明言したほどだった。「チームの勝利に貢献することができて満足しているよ。攻めの投球ができたと思う」とミランダも胸を張った。CS突破すれば、連続日本一への道は開ける。前回(17日)のレオ戦では栗山に満塁弾を浴び、痛い1敗を喫したが、頼もしい左腕はしっかりとリベンジした。