法大が3本塁打含む13安打の猛攻で慶大と1勝1敗とした。

初回に1点を先制されたが、その裏、宇草孔基外野手(3年=常総学院)の先頭打者本塁打で追い付くと3回に打線が爆発。ドラフト候補で4番の中山翔太内野手(4年=履正社)が勝ち越し打を放つと、中村浩人捕手(4年=多良木)の2ラン、吉岡郁哉内野手(4年=智弁学園)のソロなどで4点を奪って突き放した。中村浩は「今までのホームランで一番いい感触だった」と笑顔。5回から救援したドラフト候補の菅野秀哉投手(4年=小高工)も今季初勝利を挙げ「今日は変化球が低めに集まっていい投球ができていた」と女房役としても力を発揮した。

慶大とは勝ち点2で並んでおり、明日3日の3回戦を勝った方が優勝へ向け1歩前進する。青木久典監督は「自分たちはチャレンジャー。菅野は今日良かったし、中山も追い込まれてから逆方向へ打てるようになったところに彼の成長がうかがえる。明日(勝ち点を)取らないと意味がないので、もう1回しっかり引き締めたい」と言った。