反省と収穫のマウンドだった。阪神ドラフト6位ルーキーの牧丈一郎投手(19)が8日、みやざきフェニックス・リーグ開幕戦の西武戦(南郷)でプロ相手に初先発。5回8安打5失点で負け投手となった。

1、2回は四死球が失点につながり、5回にも4長短打を浴びた。一方で14年のパ・リーグ本塁打王メヒアを直球、変化球で2三振に仕留めるなど、6奪三振。「課題を持って取り組んだけど、クリア出来たものと出来なかったものがある」と振り返った。

矢野2軍監督から「真っすぐの走りは悪くなかった。ただ、変化球でカウントが取れない。でも、逆にいいボールで空振りを取れたり、抑えたり。ポテンシャルは面白いものがある」と将来性を評価された。「宮崎で1つでも多くの課題を消化できるように」と牧。経験を成長の糧にする。