世界一を経験した巨人上原浩治投手(43)が、シーズン3位からの下克上へ、短期決戦の戦い方をイメージした。

11日、川崎市のジャイアンツ球場で全体練習に参加。13日から始まるヤクルトとのCSファーストステージに向け、キャッチボールなどで調整した。

日本でのポストシーズンに臨むのは08年以来。「久しぶりなので、どうなるか楽しみですね」と気持ちを高ぶらせた。

メジャーでの9年間ではレンジャーズ、レッドソックスで計4度のポストシーズンを経験。19試合に登板し1勝1敗7セーブ、防御率3・00と勝負強さを見せ、13年にはワールドシリーズの胴上げ投手になった。「言葉では言い表せない。もうあれ以上の経験はないと思う」と感慨深く振り返る。

「内容どうこうではなく、結果が全て。先発も中継ぎに回ったりするし、全員で戦うということが大事」と短期決戦を勝ち抜くために必要な要素を挙げ「あの時感じたような一体感をこれから味わいたい」と歓喜の瞬間を待ちわびた。