巨人がフロントの新体制に伴う人事異動を11日、発表し、鹿取義隆GM兼編成本部長(61)が同日付で退任、岡崎郁スカウト部長(57)が異動すると発表した。

12日以降はGM兼編成本部長は置かず、大塚淳弘事業本部次長兼試合運営管理室長(59)を編成トップにあたる、球団副代表編成担当兼試合運営管理室長に抜てき。大塚氏は82年にドラフト外で投手として入団し、2軍マネジャーなどを経て能力を評価され大任に就いた。

岡崎スカウト部長に代わり、横浜(現DeNA)時代も含め26年のスカウト歴がある長谷川国利査定室長(56)が同部長を兼務する。

鹿取GMは「リーグ優勝を果たせなかった責任を取り、退任することを決めました。昨年6月にGMになって以来、現場とは常に同じ思いで臨み、高橋監督を全力でバックアップしてきましたが、結果的に十分な支援ができませんでした。チームには高橋監督のもと、一丸となってCSを勝ち進むことを願っています」とコメントした。

球団は前日10日に今季限りで退任する高橋由伸監督(43)に代わり、前監督の原辰徳氏(60)に来季監督の就任を要請し、受諾へ前向きな姿勢を示されていた。