病み上がりのアルフレド・デスパイネ外野手が決勝の満塁本塁打でCSファイナルステージ進出王手に大きく貢献した。

1点を追う初回、柳田の適時打で同点に追いつき、なお無死満塁。デスパイネは上沢の高め直球を右翼席に運んだ。「大事な初戦を取れて良かった。完璧な当たりでしたし、最高の気分でした。デスパ、イイネ!」と喜んだ。

前日12日は体調不良のため、ヤフオクドームには訪れていたがチーム練習に参加できなかった。本人は「特に問題はないよ」と話したが、首脳陣の話ではクラブハウスで座り込み、何度もトイレに駆け込んだようだ。「打撃練習はできる」と訴えたが、無理をさせまいと首脳陣からストップがかかった。グラウンドには出ずに、室内で軽めのマシン打撃などを行い早めに球場を出た。一晩を経て、バットで全快ぶりをアピール。日本一へ向け、頼もしい存在が帰ってきた。