阪神飯田優也投手(27)、島本浩也投手(25)が、矢野新監督の“中継ぎ指令”に奮い立った。「島本も飯田も(救援で)いけると思う」という指揮官の評価を受け、23日からの秋季練習に参加する2人は21日、鳴尾浜で意欲的にトレーニングを行った。

今季途中にソフトバンクからトレードで加入した飯田。移籍後は先発で1試合に登板しただけだが、昨季までは中継ぎが主戦場。ソフトバンク時代に同僚だったサファテやスタンリッジからもらった「中継ぎは難しいところで出ていくが、勇気を持ってストライクゾーンで勝負すべき」という言葉を意識。投球の際に右足を着いてからの“間”を取るフォームづくりに取り組む。これまでのシーズン自己最多登板は15年の35試合。「キャリアハイは絶対超えないといけない。40~60試合投げたい」と意欲満々だ。島本は「しっかりチャンスをつかみたい。自分のいいところを出していければ」。新指揮官にアピールするためにも、実り多い秋にする。