「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が今日25日に開催される。

阪神が24日、都内のホテルでドラフト前日スカウト会議を行い、1位候補を5選手に絞り込んだ。大阪桐蔭・根尾が筆頭格だが、他球団の動向を見定めて、25日の昼に最終決定する。初参加の矢野燿大監督(49)は戸惑い気味に「ギリギリまで本当に考えようと。俺も迷うなあ。正直。もちろん、俺のなかでも、何人か、コイツいいなというのはあるけど」と話した。

今夏の甲子園で抜群のセンスを示した根尾は、他球団の指名が殺到気配。この日は巨人も公表し、すでに中日、ヤクルトも名乗り出ている。新指揮官は「(競合は)避けたいけど、でも、いい選手って決まってくる。そうなったら、そういうことも言ってられない」と悩ましげだ。

1位候補に剛腕リリーバーの東洋大・甲斐野央投手(4年=東洋大姫路)や大阪桐蔭・藤原のほか、甲子園準V右腕の金足農・吉田輝星投手(3年)や立命大・辰己涼介外野手(4年=社)もリスト入り。矢野監督は吉田を「吉田の真っすぐの質はやっぱり(藤川)球児っぽい。出てくるのは早いんじゃないかな」と評価。今季、17年ぶり最下位に沈んだ阪神は慎重に5択から意中の選手を選ぶ。くじ引き役を託された矢野監督は右手で引くという。「ラッキーカラー」と話す青系の勝負ネクタイで幸運をつかみに行く。