侍ジャパンの甲斐拓也捕手(26)は野球少年に戻っていた。

侍ジャパンの練習が終わり、MLBの打撃が始まっても、甲斐だけはなぜかベンチに残った。お目当てはメジャーを代表する名捕手ヤディエル・モリーナ。大会前から「スーパーな選手。しゃべりたい」と機会をうかがっていた。通訳をスタンバイさせて、モリーナの打撃練習を凝視しながら、ソワソワとタイミングを計った。

無事に対面を果たし、握手を交わした。話の内容は明かさなかったが、ミットをはめさせてもらうなど、技術面でも濃い話ができた様子。「もう今日はこれで満足です」とニコニコ。日本シリーズで見せた強肩ぶりで一躍、注目を浴びた「甲斐キャノン」にさらに磨きがかかりそうだ。