中日の侍ジャパンコンビが、チームで今オフ初の年俸アップを勝ち取った。日米野球に中日から選出された笠原、佐藤が18日、契約更改交渉に臨み、笠原が900万円増の2100万円、佐藤も900万円増の2000万円(金額は推定)でそれぞれサインした。

笠原は、中日ナイン21番目で初のアップをつかんだ。20試合で初完封を含む6勝4敗。「自信になったシーズン。評価してもらえた」と、本人も納得の評価だった。侍ジャパンでは広島大瀬良や日本ハム上沢から球の握りや調整法を聞き、来季の飛躍につなげる。

佐藤も1発サイン。今季は自身最多42試合に登板し、中継ぎ、抑えで5セーブ、10ホールドを挙げた。「来年の励みになる数字。来年は1年通して活躍できるようにしたい」と話した。佐藤も大瀬良からウエートトレなどの重要性を教わり「大瀬良さんも体を大きくしてから投球が安定したと聞いた。食が細いので食事なども考えて、最低でも体重を87キロくらいに持っていきたい」と、パワーアップし1軍に定着する。【伊東大介】