今季最下位から巻き返しを期す阪神が18日、高知・安芸で行っていた秋季キャンプを打ち上げた。

2人の大砲が逆襲へのアーチで秋季キャンプを締めくくった。野手最後のメニューのフリー打撃で大山は46スイングで左方向に5本、中谷は40スイングで中堅方向への2本を含む、5本の柵越えを放った。

前日17日の韓国・LGとの練習試合で4番に座るなど、中心打者としての期待が高い大山。矢野監督は今キャンプ中に「4番大山」の理想像を口にした。大山は「ここからが大事だと思うので、頑張ります」と真の4番へ気を引き締めた。

今季は打率2割3分、5本塁打に終わった中谷も「自分で考える時間が多く、打撃は何通りか試していけた。形を見つけられたので、継続してやってきたい」と18日間を総括。「最初は全然振れなかったけど、だいぶ直ってきた。もっと振らないといけないと思いました」と好感触を忘れず、オフの調整に臨む。