憧れの人の元へ飛び込む。西武から海外FA権を行使した炭谷銀仁朗捕手(31)が24日、巨人に移籍する意思を伝えた。巨人からも、26日に契約を行い原監督同席のもと会見を行うと発表された。「リーグが違うところで、いろんな経験が出来る。伝統ある球団。やってやろうという気持ち」と意気込んだ。前日に西武に断りを入れた時点で腹は決めていたが、区切りをつけスッキリした顔だった。

16日の巨人との交渉で、3年契約、出来高を含めた総額6億円とみられる提示を受けたが、条件よりも原監督からの「優勝するために、炭谷選手がどうしても欲しい」とのラブコールが刺さった。初めてプロ野球を観戦したのは小学校低学年の時、東京ドームでの巨人戦。背番号8の原のユニホームを着て声をからした。20年以上の時を経て、選手としてともに戦う日がやって来る。「自分の色を出しながら、原さんが求める野球の力になれるように」と誓いを立てた。(金額は推定)