オリックスの新選手会長に就任した若月が大阪市内の球団施設で契約交渉に臨み、倍増の4000万円で更改した。捕手として114試合に出場してチーム防御率1位の投手陣をけん引し、打っては打率2割4分5厘、27打点。高卒5年目でキャリアハイのシーズンとなったが「まだまだ満足できる数字ではない。率も含めて全ての面で今年を超していけるようにしたい」とレベルアップを誓った。

中島が巨人に移り、金子も日本ハム入りが基本合意に達するなど、ベテランの主力組が相次いでチームを離れる。「主力選手がだいぶ抜けてしまいましたけど、その分、チャンスなので、また一からいけたら」。チームとして96年を最後に優勝がなく、23歳は「12球団から一番優勝から遠ざかっているので、優勝争いしていけるように」と気持ちを新たにした。(金額は推定)