“おっさんパワー”でチームを引っ張る。ヤクルト青木が28日、来季からチームメートとなる寺原とともに、宮崎・都城市で行われたプロ野球宮崎県人会野球教室に参加した。同郷で、2学年下の後輩の加入に「毎年1回、県人会で顔は合わせていたけど、まさか同じチームでやるとは。心強いです」と歓迎した。

ソフトバンクを自由契約となった五十嵐の10年ぶり復帰も決定した。青木が04年に入団し、五十嵐がメジャー挑戦するまでの6年間ともにプレーした戦友。数カ月前には食事をするなど交流は続いており、復帰決定後も米ハワイで自主トレ中の五十嵐と電話で連絡を取ったという。「古巣ですしね。(五十嵐)亮太さんも、寺原も、新しい戦力がヤクルトの力になる。(ベテランは)間違いなく必要な戦力」と力強く話した。

自身は、来年1月で37歳になる。来季プロ18年目を迎える寺原と、日米通算860試合登板、来季40歳となる五十嵐の加入で、投手陣も厚みが増した。百戦錬磨のベテランが上昇気流を巻き起こす。【保坂恭子】