阪神藤原崇起オーナー(66=電鉄本社会長)が28日、仕事納めを行い、大阪市内の電鉄本社で対応した。12月から就任したばかり。来季は最下位から逆襲を期す1年だが「拓」の漢字1文字に思いを込めた。

「私が一番好きな漢字。手偏に石という字。石を拾い集めるという、たくさんの人(ファン)が集まってくる。選手たちも集まり、みんな一緒に仕事をする。手を持って石を拾って、そして石を取り除いて、新しいものを開拓していくと」

この日、新外国人の大砲候補マルテと正式契約。矢野新体制の布陣が固まり「いよいよ、これで来年、本番に向かって具体的なことを考えられる」と、期待を寄せた。年明けには矢野監督らと意見交換の「新年会」を開催する予定だ。「選手は、自分の手でこれから道を切り拓く(開く)。来年、是非、実を結ぶように実践を続けていただきたい」と藤原オーナー。19年に向けて、バックアップを誓った。