“ノンフライ革命”を起こす!巨人山口俊投手(31)がコンディション管理の一環として、今オフの揚げ物断ちを行うことを明かした。「内臓系も弱ってくる。体の中から変えていかないと」。とんかつ、天ぷら、コロッケ…。オフの期間は付き合い、会食の頻度も増えるが「オフでも規則正しく過ごせます。身体をリセットする時期なので」とシーズンを見据え、自制心を働かせる。

きっかけは先輩の声だ。人的保障で西武へ移籍した内海や上原から「30歳を超えると少しずつ衰えを感じ始めるよ」と経験談を聞いた。「僕は(今年7月で)32歳ですが、衰えた実感はない。でも、感じる前にできることをしないと」。危機感を覚え、日常生活から見直し、睡眠にも気を配る。深夜0時には布団へ入り、6~7時間の睡眠時間を確保。「寝られなくても布団に入って目をつぶるだけでいい。寝る3時間前には食事を終えます」と徹底している。

来季は菅野に次ぐ先発の軸として、昨季の9勝、6完投以上の成績が期待される。「完投数も増やしたいけど、内容も大事。僅差で勝ちきれる、いいところで仕事ができる投手になりたい」。昨年の被本塁打はリーグワースト3位タイの18。不用意な“フライボール”を断てば、おのずと結果はついてくる。【桑原幹久】