今年38歳を迎える日本ハム鶴岡が6日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開した。球場内をランニングし「1日1時間くらいは意識して走っている」と、心肺機能の強化に取り組んでいる。一昨年まで所属したソフトバンクでは、春季キャンプ初日に12分間での2700メートル走を課されており「良い影響を受けた」と、走ることをいとわなくなった。

プロ16年目。体力の低下は自覚している。プライベートでも付き合いの深い同い年の田中賢が今季限りでの引退を表明。気づけば、同世代の選手はめっきり減った。「ここから先は見ない。青木(ヤクルト)、鳥谷、糸井(ともに阪神)あたりと、最後まで争いたい」。今季からコーチ兼任となったが、だからこそ「成績を落としたくない。若い捕手に『簡単に試合には出られないよ』と教えたい」と闘志を燃やした。