「ゴジラ2世」が緊張の1日を終えた。巨人ドラフト5位の松井義弥内野手(18=折尾愛真)が9日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレ初日に参加。身長191センチ、体重90キロの恵まれた体格を生かし、ティー打撃では鋭いスイングを披露した。

育成ドラフト1位の山下航汰外野手(18=高崎健康福祉大高崎)とコンビを組み、103球を打ち込んだ。左打席から力強く振り込む姿を、村田修一ファーム打撃コーチがネット越しに正面から見つめていた。だが、緊張と練習への集中力が入り交じったか「そうだったんですか? 気付かなかったです…」と頭をかいた。「緊張しましたが、周りの方が盛り上げてくださったので助かりました。今日はあまりうまく打てませんでしたが、フリー打撃などで大きな当たりを打ってアピールしたいです」と汗をぬぐいながら希望をふくらませた。