長崎出身のソフトバンク釜元豪外野手(25)が地元凱旋(がいせん)に意欲を見せた。

14日、中村晃の下で行う自主トレを公開。プロ入り8年目にして「長崎でやるのは初めて。地元が一番いいですね」と話した。練習の多くの時間を走り込みと打撃に割いている。1軍でレギュラーを張る中村晃にも目を凝らし「足を上げるタイミングが早い。慌てていない。ぼくもタイミングをゆっくり取るよう心がけている」と技術を盗み取っている。

昨秋から取り組んでいるのが肉体改造だ。シーズン終了時に78キロだった体重の増量を首脳陣から命じられた。1日5食の食事やウエートトレーニングでキャンプインまでの目標85キロに対し、83・8キロまで増やした。体重は増えたが「体の重さは感じない」と武器のスピードを落とさずパワーアップに励んでいる。

今年は球団7年ぶりに長崎で公式戦が開催される。4月9日に日本ハムを迎えての1戦に向けて「スタートからしっかりアピールして、なんとか食らいついていきたい。正念場の1年になる。とにかく結果を出したい」と意気込んだ。