西武辻発彦監督(60)が21日、社会人野球時代に所属した日本通運本社(東京・港区)を訪問し、アベック優勝を約束した。同社の渡辺健二会長と斎藤充社長のもとを訪れ、昨季パ・リーグ優勝を報告。同監督は会談の席上で「『次は日本一、ウチ(日通)が勝ったらダブル優勝だ』と言っていただいた」と激励を受けるとともに、連覇を約束した。

日通野球部は都市対抗野球大会で17年に決勝進出、今季55年ぶりの優勝を目指している老舗社会人チーム。また、同社は侍ジャパンとパートナーシップを結んでおり、日本野球界を大きくバックアップしている。同監督は高校卒業後、7年間日通野球部でプレーし、84年にドラフト2位で西武入りしており「下手くそだったのに、練習生で拾っていただいたというところから始まった。人生怖い。これがないと、今の自分はない。優勝できたことと、野球界で尽力いただいているお礼もお伝えした」と感謝の気持ちを込めた。