広島緒方孝市監督(50)が22日、監督交代で就任した巨人原、中日与田、阪神矢野の各指揮官と年明け初めて顔を合わせ、闘志をたぎらせた。都内で12球団監督会議に出席。「(言葉を交わしたのは)年始のあいさつ程度。表だって話をする時間はなかった」と話したが、静かに火花を散らした。

どの球団にも負けるつもりはないが、特定球団への意識は否定した。丸が巨人にFA移籍し、人的補償で長野を獲得したが「巨人だけが相手じゃない」。中日には昨季セ・リーグで唯一負け越しているが「そんなこと言ったらキリがない」とキッパリ。「足もとを見つめて、自分たちの野球をやるだけ」と言い切った。

早くも戦闘モードに入っている。「選手はもう準備している。現場としても頭はいっぱいよ。モードも気持ちも変わっている」。リーグ4連覇に向けた2月のキャンプを見据えていた。