西武辻発彦監督(60)が29日、埼玉・東松山市にある箭弓(やきゅう)稲荷神社で連覇へ神頼みを行った。

パ・リーグ制覇した昨季に続いて2年連続での参拝。ホームベース型の特大絵馬には「連覇」と記し「去年、願いがかない優勝した。そのお礼と今年もいいことがありますように、と願いました。誰もが縁起を担ぐものだから」と、参謀役の馬場作戦兼内野守備走塁コーチとともに願掛けをした。

同神社は野球と同じ読み方に加え、勝負の神様として有名。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督や、野村克也氏ら球界関係者も多く参拝している。昨季は「攻め勝つ」と記すと、プロ野球歴代3位の792得点で優勝。「本当にそうなった。攻める気持ちは変わらない。それは持ち続ける。オレは守りに入ったことはない。心配はするけどね。ネガティブだから」と、バット型とグラブ型のお守りも購入。念には念を入れた。

31日には春季キャンプ地の宮崎・南郷入り。いよいよ始まる。「選手の体調。主力が元気にシーズンに入ればいい。あとは結果だからね」と、万全の準備をして連覇をかけたシーズンを迎える。【栗田成芳】