阪神平田勝男2軍監督がスター誕生を熱望した。安芸2軍キャンプが始まった1日、安芸市営球場の来場者は250人。前年を50人上回るも、17年の掛布2軍監督初年度の500人は下回った。

今春の安芸は28人の小所帯という事情もあり、平田2軍監督は「平日でファームはこんなものだなと思ってる」と納得しつつも「だれかジャニーズ系を1人、作らなあかんな。歌って踊れる野球選手」と育成構想を練った。

スタンドの熱気が緊張感、高揚感を生み、選手を育てる。「やっぱり活気が出るやん。そういう意味で客を呼べる選手(が必要)」。現役時代から人気球団・阪神の雰囲気にもまれてきた平田2軍監督は、新星の必要性を力説。ブルペンでは、高橋遥の投球に「ほれぼれした」と目を見張った。入団時からイケメンぶりも注目された熊谷もいる。ジャニーズアイドル同様、ファンを夢中にさせる選手輩出で、熱い安芸にする。【堀まどか】