中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)が、1時間超の“座学トレ”を行った。右ふくらはぎの軽い肉離れを起こし、リハビリ中の根尾は、沖縄・読谷球場室内練習場で荒木2軍内野守備走塁コーチから守備の基本動作練習についての“講習”を受けた。

荒木コーチの石垣への指導に立ち会わせたといい、同コーチは「まだリハビリ中だから動かせない。でもプロはこういう練習をする、というのを見て頭に入れておくだけでもいい」と語った。6年連続ゴールデングラブ賞を受賞した守備のスペシャリストの熱血指導、ゴロ捕球での足の運び方などを、根尾は1時間10分目の当たりにした。

根尾 聞いて、見てという感じでした。基本のことで、間違っていることは絶対にないですし、早く(通常練習を)やりたいなと思いました。

この日は、ランニング終盤で速度を上げる動きを見せ、故障後初のマシン打撃に挑戦。「(違和感は)ないです」と、1軍キャンプ合流への歩みをさらに1歩前進させた。

今後はダッシュ、ベースランニングなどを消化、フリー打撃を再開すれば、1軍合流にGOサインが出ると思われる。【伊東大介】