西武からFA移籍した巨人炭谷銀仁朗捕手(31)が、バットでアピールした。シート打撃に臨み、1軍経験豊富なリリーバーの森福、田原からマルチ安打を達成。

強肩、リードなど守備での期待の高さはもちろん、課題の打撃でも存在感を発揮した。「まだまだ、これから実戦が入っていきますし、しっかりと調整したいです」と引き締めた。

守備面では、シート打撃に初登板したルーキーの高橋を好リードした。西武時代は歴代のエースから信頼され、涌井秀章(現ロッテ)、岸孝之(現楽天)、菊池雄星(現マリナーズ)と名コンビを形成。昨年は先発マスクをかぶった41試合で31勝10敗。勝率は驚異の7割5分6厘を誇った。第3回ワールド・ベースボール・クラシック出場など経験も豊富で、小林、阿部と正捕手の座を争う。