侍ジャパンに若き大砲がそろい踏みする。稲葉篤紀監督(46)が11日、ヤクルトとDeNAの沖縄キャンプを視察。

3月9、10日のメキシコ戦(京セラドーム大阪)の代表候補、ヤクルト村上に「遠くに飛ばすことに関してあの若さで非常にたけている。ポジションも三塁手で、今ジャパンでどうかというところ。若い選手が出てきてくれるとうれしい」と期待した。

米国でキャンプ中の日本ハムを除き、すべてのチームを視察。村上と同世代で同じく有力候補の清宮にも「以前は右手首が良くないと聞いていたが、新聞を見ると良さそうだし、順調に来ているなと思う」と話した。

稲葉監督は、中心選手となりうるセ・リーグを代表する長距離打者にも期待した。ヤクルト山田には「ジャパンとして3拍子そろった選手は非常に大事。そういうところは期待したい」と話し、DeNA筒香には「昨年の日米野球で呼ぼうと思ったが、ちょっと状態が良くなかった。彼はジャパンに対する思いがあるし、またよろしくお願いします、という話はしました」と思いを伝えた。【広重竜太郎】