巨人菅野智之投手(29)が今季初の実戦登板に臨み、2回2安打1四球2失点でマウンドを降りた。

西武から新加入の炭谷とコンビを組み、迎えた初回。先頭のオコエを中飛に打ち取ると、田中をカーブで三ゴロ、浅村はスライダーで遊飛に抑えた。

2回、先頭のブラッシュにカウント1-1から、この日最速の151キロの高め速球を捉えられた。バックスクリーン左横へソロ本塁打を運ばれ、先制点を許した。

続く島内に147キロの速球を左前打とされると、ウィーラーの三ゴロを三塁手のビヤヌエバが二塁へ送球。二塁手吉川尚が後逸(記録は三塁手の野選と二塁手の失策)し、無死一、三塁とピンチをまねく。続く銀次の二ゴロの間に三塁走者が生還し、2点目を奪われた。その後は1四球を与えるも追加点は与えなかった。

2回で打者10人へ41球、2安打1三振1四球で野上へマウンドを譲った。「この日を楽しみにしていたので、いろんな環境が変わって意気込みすぎました。力みすぎましたね。思ったより自分をコントロールできなかった。ブルペンから球が散っていたので、(炭谷)銀仁朗さんには『ちょっと荒れると思います』と話していました。試合をやる以上結果を出さないといけないので、反省点が多かったです。少し体が軽すぎる部分があるので、投げ込みをして、体を張らしていきたいです」と振り返った。