西武内海哲也投手が5日開幕回避することになった。4日に都内の病院で検査を受け、左腕の浅指屈筋(せんしくっきん)の軽い肉離れと診断されたと発表した。

ソフトバンクとのオープン戦前に、小野和義投手コーチは「基本的にはずらします。ないものと思って考えていかないと。遅れても、戻ってローテに入ってくれれば。軽度だと聞いている」と、開幕を回避する考えを明かした。

所沢での残留練習(A班=1軍)に参加していたが、6日からB班(2軍)に合流する。渡辺久信GMは「2、3日後にネットスローする。そこで様子見て進めていく。進捗(しんちょく)状況を見ながらになる」と説明した。

通算133勝の左腕内海は、FAで巨人に移籍した炭谷銀仁朗捕手の人的補償として、今季から西武に移籍していた。

2日には佐賀で行われた広島とのチームのオープン戦開幕戦に先発。巨人時代の盟友、長野を三ゴロに仕留めるなど、3回1安打無失点無四球と好投していた。辻監督は「アピールも何も、こっちは最初から(ローテ入りを)予定している」と開幕ローテ入りを明言していたが「(開幕ローテは)難しいでしょう。ある者でやるしかない」と厳しい表情で話した。