巨人ドラフト1位の高橋優貴投手（22＝八戸学院大）が先発し、5回5安打6奪三振4四死球1失点で“プロ初勝利”を挙げた。

立ち上がりは制球に苦しんだ。初回は2死から右打者の内角へ直球をひっかけ死球。2回も力みが目立ち、3四球を与えた。いずれも要所を見逃し三振で切り抜け無失点としたが、2回終了後にベンチへ戻らず、ブルペンへ直行。立った捕手へスライダーを7球投じ、修正を施した。

ブルペンでの修正効果もあり、3回以降はストライクが先行した。4回1死から連打で一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、後続を断った。

5回には2死二塁から西武の4番川越に左前適時打を許したが、5回を最少失点で投げきった。登板を終え「真っすぐに関しては少しずつ良くなっている部分があるかなと思いますけど、内容的には全然ダメだったなと思います。いつもはスライダーでカウントがとれているところが、今日はとれなかったので、自分で自分を苦しめてしまったかなと思います」と反省を重ねた。開幕ローテ入りへ、実戦4戦目で最長イニングを投げたが「今日の試合で課題が出たことはいいかもしれないですけど、自分には信頼も実績もないので、その中でもっともっと結果と内容を求めたい。球数が多かったので、1球でも少なくしていきたい」と足元を見つめた。